まったく年齢も畑も違う、この二つのカテゴリーに共通するものがあるとすれば、それは“孤独”です。老後や独居、家族や友人に先立たれてしまった方など、孤独を感じている方が多くいます。これまで全力で走って来た人生。そんな人生の黄昏時に、孤独を感じながら、幕を下ろしてしまうほど、寂しいことはありません。
一方、アスリートもトップ選手ならではの悩みを抱えています。周囲にはなかなか理解してもらえない悩み。ライバルである同じ競技の選手にはなかなか言えない悩み。いつしか孤独に陥り、それが心の負のスパイラルを生み出し、望むようなパフォーマンスを発揮できずに競技生活を送りながら、もがき苦しむ日々を送っています。
老いも若きも、みな同じ人間であることに変わりないのです。

